日本に帰国してから3週間経ったにもかかわらず、疲れがなかなかとれない日々が続いている。仕事中も眠いことが多い。


帰国翌日、世界を震撼させた大地震が東日本で起きた。当時、部屋の中にいた僕は、経験したことのない揺れに見舞われた。僕は6階に住んでいるため、非常に揺れた。本棚から本がたくさん落ちてきた。すかさず本棚を支えたが、さもなければ大きい本棚ごと落ちてきただろう。


幸いにして助かったが、このままビルが倒れるのではないか、このまま死ぬのではないかという、恐怖心と孤独感でいっぱいだった。その後、外を見回すと、多くの人が道端に出て来て、困惑していた。テレビをつけると、被害状況が刻々と伝わってきた。


あれから3週間が経ち、次第に復興の話が出てくるようになった。この間、多くの映像、写真、話を見聞きしてきた。また、計画停電や買占め、放射能汚染、チャリティー活動、募金等、非日常的な出来事もあった。こうした経験は、色々な思い、考えを想起させてくれた。*1


こうした感情や思考はもう少し声にして、言葉にして残していこうと思った。それは、決して、他人や社会のためではない。自分のためである。自分のために生きる、この根本的なことができてこそ、人のためになるはずだ。

*1:悲しくて、切なくて、孤独だった。怒りに満ちていた。不思議に思うことも多かった。これらをどこにどのように吐き出せばよいのかわからず、3週間を過ごしてきた。夜眠れないことも多く、週末を含め、多くの時間を読書に費やした。もしかしたら、それゆえいつも眠いのかもしれない。