一人暮らしの食生活

ここ数週間は仕事と勉強に時間を追われ、健全な食生活を送れていない。夕食はときにはお菓子を食べて済ませる日もあった。それ以外では、マクドナルドや吉野家、コンビニに連日通ったりもした。実に由々しきことだと思うが、惰性が勝ってしまった。

僕は料理は嫌いではない。ただ、ややレパートリーが少ない。自炊をしたい時期としたくない時期があるようで、今はしたくない時期である。したい時期の自分は、健康を意識しており、料理を創る楽しみや食後の満腹感も記憶によく残っている。そういう時は、精神的にゆとりがあるのかもしれない。また、料理をすることでさらにゆとりが増しているだろう。

上記の通り、最近はいわゆるチェーン店によく行くのだが、存外割高に思えてきた。もちろん、マクドナルドや吉野家は価格のみで見れば安いかもしれないが、料理のボリュームや接客の仕方、店内の美観、衛生管理等を考慮すると、とてもリーズナブルとは言えない気がした。目を合わせないで接客をしたり、会話のキャッチボールを前提としないようなマニュアル的な応答を見るにつけ、意気消沈してしまうのだ。効率化によって接客者の行動が制限され、数値管理によって接客者の顧客に対する有機的なコミュニケーションが評価されなくなり、接客者は工場のライン作業者と同じレベルとなってしまった。
こういった店で感じる、客である自分と接客者との間の距離感は非常に食事をまずくしているように感じた。そんなわけで、少々値段が張っても、良い食材をたらふく食べれて気持ちよい時間を送れる店に行きたいと思った。