シンポジウム
今日は国連大学で開かれたシンポジウムに行ってきました。
「外国人問題にどう対処すべきか−外国人の日本社会への統合に向けての模索−」 (主催:外務省、国際移住機関)
に行ってきました。こういうシンポは初めてなので 正直いい意味ですっごく楽しかった。 スケジュール的にはこんな感じでした。
<午前の部> 9:30〜12:00
【基調報告】
手塚 和彰(千葉大学大学院専門法務研究科教授)
ブランソン・マッキンレー(IOM 事務局長)
【第1セッション】 外国人を日本社会の中に受け入れていくための基本的考え方:「統合」か、「同化」か、「共存・共生」か
<報 告>
リタ・ジュースムート(元独連邦議会議長)
ブランディーヌ・クリーゲル(仏社会統合に関する高等審議会会長)
安居 祥策(帝人相談役)
<パネル討論>
手塚 和彰 [モデレーター]、安居 祥策
北脇 保之(静岡県浜松市長)
高宅 茂(法務省入国管理局総務課長)
リタ・ジュースムート、ブランディーヌ・クリーゲル
ブランソン・マッキンレー
<午後の部> 13:00〜17:00
【第2セッション】 外国人第二・第三世代の日本での教育
:大人・子どもの日本語教育の拡充を中心に
<報 告>
嘉数 勝美(国際交流基金日本語事業部企画調整課長)
松本 雅美(南米系各種学校「ムンド・デ・アレグリア」学校校長兼理事長)
<パネル討論>
池上 重弘(静岡文化芸術大学助教授) [モデレーター]
平林 正吉(文化庁国語課長)
西尾 珪子(国際日本語普及協会[AJALT]理事長)
嘉数 勝美、松本 雅美
メダルドゥス・ヒューマー
(ドイツ・バイエルン州労働・社会秩序・家庭・女性省
欧州政策・統合・難民・移民局長)
【第3セッション】 外国人の就労問題
:就労管理、社会保険加入・納税実態等の国の統一的な把握を中心に
<報 告>
井口 泰(関西学院大学経済学部教授)
メダルドゥス・ヒューマー
<パネル討論>
尾形 隆彰(千葉大学文学部教授) [モデレーター]
井口 泰、井上 洋(日本経済団体連合会総務本部副本部長)
大津 和夫(読売新聞東京本社社会保障部記者)
ブランディーヌ・クリーゲル、メダルドゥス・ヒューマー
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”現場”の率直な意見も聞けて、すごく熱意みたいなものを感じた。また、同時通訳の大変さも実感した。「信念」もって行動するのって、大変だけど素敵なことです。
ただ、自治体やNGO・NPO、民間の各種学校ら現場の考え・主張と、政府のそれとのギャップがすごく大きく感じた。自国の大事な将来に関わる問題なのに、いつまでも縦割りでかつ具体性に欠く答弁をする官僚にはもうあきれてしまった。
とにかく今日はいろいろ学んだし、整理できた。無料でしかもいろいろ享受できるなんて、これほどいいことはないではないか!
でも正直これらは自分のフィールドではないからあまり大したことは言えません。今後とも粛々と勉強してまいりたいです。